腰痛の原因は腰の頑張りすぎかも?解剖学から見る正しい体のひねり方

ストレッチやヨガ、ゴルフなどのスポーツで、よく「腰をねじる」という言葉を使いませんか?

実はこれ、解剖学の視点から見ると大きな間違いなんです。

腰椎の得意な動きと苦手な動き

​□前後(屈曲・伸展):得意
お辞儀をしたり、体を後ろに反らせる動きです。腰椎の関節面(椎間関節)が縦を向いているため、前後のスライドがスムーズに行えます。

□​左右に倒す(側屈):そこそこできる
体を真横に倒す動きです。これも腰椎である程度動かすことができま
す。

□​ねじる(回旋):超苦手(ほぼ無理)
ここが最大のポイントです。腰椎は構造上、左右にそれぞれ約5度、合計でも10度ほどしかねじれません。

ひねり動作が得意な股関節と胸椎

腰が動かない代わりに、体をひねる役割を100%引き受けてくれているのが胸椎と股関節です。

股関節

股関節は、太ももの骨の先端が丸い球状になっていて、骨盤のくぼみにすっぽりはまっている「球関節」です。肩の関節と同じように、基本的にはどの方向にもグルグル回せる自由度の高い構造をしています。


​ 内旋(内側にひねる)に約45度、外旋(外側にひねる)に約45度、合計で約90度も動かすことができます。

 単一の関節としてこれだけ大きくねじれるため、下半身を土台にしたダイナミックなひねり動作(歩行時の骨盤の回旋、スポーツの切り返しなど)の主役になります。

胸椎

胸椎の関節面は、腰椎とは違って水平に近い斜めを向いているため、構造的には滑るようにスライドしてねじれやすくなっています。しかし、胸椎には肋骨がカゴのようにガッチリくっついているため、この肋骨がブレーキになって一つの関節あたりはそれほど大きく動けません。


​ 1個の胸椎が動かせるのはわずか2〜3度程度です。ただ、胸椎は全部で12個あるため、それらがで少しずつ連動することで、全体として左右に約30〜35度(合計70度近く)のひねりを作っています。

 首(頸椎)の次に上半身の旋回をコントロールする重要なエリアです。ここが硬くなると、すぐ下にある腰椎が代わりにがんばってねじれようとしてしまい、腰痛の原因になります。

腰痛の引き金は股関節と胸椎がかたいこと

デスクワークなどで「股関節」や「胸椎」がガチガチに硬くなるとどうなるでしょう?

体をひねりたいのに、主役の2人が動いてくれません。


​すると、「腰」が『じゃあ、代わりにねじれます…!』と、無理をして動きすぎてしまうのです。これが、いわゆる腰を痛める大きな原因になります。

腰が痛いからといって、原因が腰にあるとは限りません。

動くべき場所(股関節・胸椎)がサボったツケを、腰が代わりに払わされているケースが本当に多いんです。

今日からできるみぞおちからひねるの意識

では、日常のなかでどうやって腰を守り、胸椎を動かしていけばいいのでしょうか?


一番大切なのは、体をひねるときの意識のスタート地点を変えることです。

​多くの方は、体を後ろに振り向かせるとき、おへそや骨盤のあたりからグイッとねじろうとしてしまいます。これが、動かない腰椎に無理をさせる原因です。


​今日からは、「みぞおちの真裏」を起点にぐるっと回すイメージを持ってみてください。


【おすすめのプチワーク】

1.​椅子に深く腰掛け、骨盤を立てて背すじを伸ばします。

2.​両手を胸の前で軽くクロスします(バツの形)。

​3.息を吐きながらみぞおちの裏を意識して、胸を左右にゆっくりと10秒ずつ回します。


​※このとき、お尻が椅子から浮いたり、腰が丸まったりしないように気をつけるのがポイントです。


南森町で腰の痛みにお悩みなら

□​最近体が硬くて後ろを振り向きにくい

□​腰をひねるストレッチをすると、逆に腰が痛い

そんな方は、股関節や胸椎のロックを外してあげるサインかもしれません。


当サロンではヘッドマッサージだけでなく、こうしたサボっている関節を見つけ出し、本来の正しい動きを取り戻すお手伝いをしています。

気になる方は、ぜひお気軽にご相談くださいね!

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